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1.愛するよりも、愛されていたい

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恋愛には、去る者を追いたくなる心理があります。いわゆる“執着”の心理なのですが、執着は惚れている側だけがするとは限りません。

惚れられている側であっても、自分のもとから去るとなったとたんに、「あれ?もしかして、私のほうが好きだったのかも」なんて戸惑うことがあるのです。いわゆる「失ってみてようやく気がつく」というパターンですね。

これ、意外と多いケースなんですよ。どのようなケースで起こりやすいかというと…

・彼からの熱烈なアプローチでお付き合いを始めた。最初は彼のことがそんなに好きではなかったけれど、付き合ううちにだんだんと惹かれていく自分がいた。

・彼のほうが私を好きで、いつも好きって言ってくれた。私から好きっていうことはあまりなかったかもしれない。そういえば、会いたがるのもいつも彼のほうからだった。

・今までの恋愛は、いつも私のほうが好きで追いかける側だった。そういう恋愛に疲れたときに出会ったのが今の彼。今の彼は私のことだけを好きでいてくれるところがいいと思った。

…という感じ。積極的に愛情を示すのは彼のほうだったし、会いたがるのも彼のほうだったし、ちょっとぐらいわがままを言っても大丈夫だったし、今までの恋愛に比べたらなんかラクだったなという感じがすることが多いかも。

相手が惚れている側で、自分が惚れられている側だと、恋愛感情的には自分のほうが優位といいますか、ちょっとだけ気持ちに余裕がありますよね。

そのために起こりやすいのが、愛してもらうのが当たり前になっていたり、自分からは愛情表現をしなくてもいいと思いやすくなったり“彼の愛情に甘えてしまう”という現象なんです。

愛され上手ともちょっと違うんですよね。愛情をたくさんもらうけれど、あまりお返ししない。愛することをちょっとおさぼりする感じがあるので、相手にしたらだんだんとさみしくなっていくんです。
 

2.好きになってくれた人だから、好きになっていたのかも 

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そんな彼に「ゴメン、別れたいんだ。やっぱり友達に戻るほうがいいと思うんだ」なんて言われる日が、ある日突然にやってきたとします。

私のことを好きだと信じ込んでいた彼に言われるのですから、「え?今なんて言ったの。どういうこと?」とショック状態になってしまうのです。世界で一番自分を愛してくれていた人に去られるような感じがして、なんだか急にさみしくなるのです。

「行かないで!私のことをおいていかないで!」すると、去る者を追いたくなる心理が生まれて、なんとか彼とやり直したいと思うようになってしまう。

すると立場が一気に逆転します。私が惚れている側になってしまうわけですね。立場が逆になってみて、ようやく気がつきます。「ああ、彼はこんなに気持ちで、私のことを好きでいてくれたんだな。」と。

このあたりで、「なんとか彼とやり直す方法はありませんか?」とカウンセリングにお越しになることが多いでしょうか。

「私のバカバカバカ!なんで彼がこんなに自分を好きでいてくれたことに気がつかなかったのだろう…」とひどく自分を責めていて、すっかり気持ちが弱くなっています。

でもね。カウンセラー的には、「それは本当の気持ちなの?」というところが、ちょっと気になってしまうんですよね。だから、こう聞きたくなっちゃうんですよ。

「それは“本当の好き”ですか?逃した魚は大きく見えるなんていうけれども、一度手に入りかけたものを失うことへ悔しさからそう思ってしまうこともありますよ。大きく深呼吸をして深く息を吐いて、呼吸を整えて自分を取り戻してからちゃんと考えてみてね。」

すると、こんな答えが返ってくることがあるんです。

「そういえば、彼はあまりタイプの人じゃなかったんです。前の彼に失恋した頃にやさしくしてくれたのが彼で、なんかこういう人もいいかなって思ったんです。だけど、だんだん失恋から立ち直るにつれて、彼のことを退屈に思う自分もいたんですよね。」

「結婚するならこういう人かなと思ったりもしたんですけれども、でもなんか決め手がないというか。自分でもたしかにこの人でいいのかな?と思うこともあったんです…」

本音を掘り下げていくと、「あれ?やっぱりそんなに好きじゃないのかも」という疑問が出てくることがあるんですよね。すると、やはりこう聞きたくなるんです。

「去られた今だからこそやり直したいと思っているけれども、もとに戻ったとしても同じことを思うかもしれないですよね?また同じことを繰り返してしまうかもしれないですよね?」

だからこそ、やり直すのは“本当の好き”を自分に確かめてからでもいいと思うんですよね。一度別れたからこそ、「やっぱりすごく好き」と思うかもしれないし、「やっぱりそんなに好きじゃない」と思うかもしれないから。
 

3.本当の好きを探せ!

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このようなことが起こったときには、“本当の好き”について、もう一度考えてみてもいいと思うんです。

たとえば恋愛について、
・本当はどういう人が好きなの?
・本当はどういうお付き合いをしたいの?
・本当はどういう結婚がしたいの?

もう少し広げてみるのならば、
・本当は3年後どういう毎日を過ごしていたいの?
・本当は5年後どんな人たちに囲まれていたいの?
・10年後を好きに描いていいと言われたら、どんな未来を描くの?

“本当はなにが好きなの?”について、徹底的にイメージを描いてみるんです。すると、彼だけにこだわっていた心の視野が一気に広がっていきます。

彼とどうしていきたいかは、そのあとに考えてみてもいいんじゃないかな。やり直したいという気持ちが本当であるのならば、それが答えですからね。

失恋はただの別れではなく、人生においてとても意味のある出来事であることが多いのです。もしそれを知りたくなったときには、どうぞカウンセリングもご利用くださいね。


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