
あなたは「自己信頼感」という言葉をご存知でしょうか?
自己信頼感は、自分に対する信頼の感覚のことをいいます。あなたがあなた自身をどれぐらい信じられているかいうことです。
「あの人にはできるけれども、自分にはできるわけがない」「みんなにはできても、自分にはできない」などと思ったりしていないでしょうか?
自己信頼感が低いと、自分のことを信じにくくなります。自分のことを信じていないので、うまくいくと信じることもできにくくなります。
さらには、人の言葉に左右されやすく、自分を見失いがちになります。自分を信じられないので、自分が感じていることが正しいことなのか間違っているのかが気になります。
「自分はきっとうまくいく」「自分にはできる」と信じる力は、幸せに生きるための自己基盤になりますからしっかりと整えておきたいところです。

「自分を信じられない」「自分に自信がない」
そんな心理状態を表すようなひとつの寓話をみなさんにご紹介したいと思います。
「サーカスの像」というお話、みなさんはご存知でしょうか?それはこんなお話です。
サーカスの像は、片足をロープで杭につながれてじっとしている。あの体の大きな像は、杭を引き抜くだけの力をもっているはずなのに、なぜその力を発揮して逃げないのでしょうか?
その答えは簡単です。「自分にはたいした力がない」と信じ込んでいるからです。像は子供の頃から、鎖で杭に繋がれて毎日を過ごしました。小さかったのでたいした力がなく、鎖を引き抜くことができませんでした。
像は大きくなってからも、それを信じ続けています。調教師はそれを知っているので、もはや鎖ではなくロープで杭につなぎとめているのです。

大人の大きな像にとって、ちっぽけな杭を抜くことぐらいはたやすいこと。しかし、像は「自分には力がない」と思っているから、そこで何もせずじっとしているのです。
これがサーカスの像というお話です。「私たちもこの象のようになっていないだろうか?自分にはたいした力などないと信じ込んでいないだろうか?」ということを、このお話は教えてくれています。
私たちにとっての足枷は、過去の失敗の経験、誰かに言われた心ない言葉、子供時代にできなかったことなどがそれにあたります。記憶のなかに「できない」というメッセージを刻み込んでしまったため、2度とその杭から自由になろうとしない。
できないと思い込んでいることがないか、どうか見直してみてください。今ならできるかもしれないことは、じつはたくさんあるのです。
もしかしたら、一度でできるようにはならないかもしれません。でも、何度も何度も繰り返していくうちに緩んでいき、その杭はある日あっけなく抜けるのです。
(※「サーカスの像」という話は、学習性無力感のたとえとして心理学的にも有名です。ご興味のある方は参考にしてくださいませ。)
自己信頼感を高めるためには、自分で答えを見つけることに慣れていくこと、自分のなかに答えがあると信じられること、自分の答えを言葉にしていくこと、言葉にした答えを行動していくことが効果的だと考えました。
そのためのプチレッスンをご用意しましたので、ご興味のある方は取り組んでみてはいかがでしょうか?
<<自己信頼感を高めるためのプチレッスン>>
書く瞑想と言われているジャーナリングがおすすめです。自分の中に答えをみつけ、それを文字にしてみましょう。
ジャーナリングの基本は、ただ頭に思い浮かんだことを一定時間ただ書き出すこと。頭のなかにいっぱいになっているモヤモヤを書き出すのも良いし、テーマを決めても良いです。
1日の終わりに5分とか、仕事の休憩時間などの1分とかで良いので、どこでもできます。やり方は簡単です。紙とペンを用意してただ書くだけ。自己信頼感を高めるためにはテーマを決めて書くことがおすすめです。
たとえば「2022年やりたいことリスト」「3ヶ月以内にしたいことリスト」「死ぬまでにやりたい25のことは?」「私にとって安らげる時間とは」「お金に困らないのならば何をしたいか」「今会いたい人とその理由」「今日したいことリスト」「人生において必要がないと思うこと」「悔いのないように生きるためにできること」など。
自己信頼感が弱くなると、自分が何をしたいのか、よくわからなくなっていることがあるのです。ノートに書いてみたら、できるだけ簡単なものをひとつ行動に移してみてください。
あなたがノートに書き出したものは、自分との約束です。あなたは人との約束ばかりを守ってきませんでしたか?自分との約束を守ることで、自分からの信頼を取り戻していきましょう。
心理学では「人は自分で決めたことにしか責任が取れない」といいます。自分との約束を守ることで、できないという思い込みを外していくのです。
あなたはもう子供ではないのです。今のあなたにならできることがたくさんあるはずです。
