いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの大野愛子です。
失恋をきっかけにしてカウンセリングをご利用くださる方はとても多いのですが、私は最初にある質問をすることが多いのです。
「この失恋のこと、誰かに話せましたか?」
「ハイ、もういっぱい友達に聞いてもらいました!!!」という方は、あまりカウンセリングにはお越しにならないことが多いのですが。
だいたいは、「はい、聞いてもらったことは聞いてもらったのですが、そうそう何度も話せるものではないですよね…」とか、「いえ、こんなこと恥ずかしくて、誰にも話せないです…」という方ばかり。
そういう方には私はこう言うでしょう。「失恋ってね、人生の一大事なんですよ。こんなつらい気持ち、ひとりで抱えられるものではないんですよ」。
それぐらいシビアなつらい感情である失恋ですが、抱えている感情もじつはさまざまです。そこで今日は、「失恋と怒り」について考えてみたいと思います。
失恋のご相談は、「失恋しました。彼のことが忘れられません」というご相談が圧倒的に多いのです。大好きだった分だけ忘れることなんてできないというケースです。
ですが、なかには「失恋しました。彼のことが許せません」というご相談もあるんです。こちらは大好きだった分だけ怒りがわいてきて止まらないというケースです。
私のところにやってくる方は、「あんなやつ、死んでしまえばいいのに!」というメラメラ型の怒りを抱えるタイプではなくて、「…なんか私怒っているのかも」という思い出しイライラ型の怒りを抱える人が多いんです。
怒りがある場合もなかなか彼のことを忘れることができません。彼のことが好きだから忘れられないのではなく、怒りがあるから彼のことを忘れられないのです。
だから、「彼とやり直したいというわけではないんです。でも、ずっと考えてしまうんです…」という感じになることが多いんですよ。
「いったい何があったのですか?」と聞くと、本当にいろいろ出てきます。
浮気をされた、音信不通にされた、デートの約束をしてくれなかった、何か月も連絡なしで放置された、会うのは相手の気分次第、連絡してもいつも返信がなかった、女としての自信を無くすようなひどいことを言われた、他の女性とは遊びに行くのに私とは会ってくれなかった…どなど。
「そ、それは怒りたくもなりますよね…」とこちらがため息をつきたくなるようなことばかり。それでもお付き合いしているときには、彼のことが好きだからという一点ですべてを我慢してきたのでしょう。
リアルタイムで感じられなかった感情があとになってから出てくることはとてもよくあって。とくに押さえ込んでしまった感情は、後になってわんさかやってくるのです。

怒らないと怒れないってやはり違うんですよね。怒らないというのは自分の怒りを感じたうえで、怒らないことを自分が選んでいる。怒れないというのは、自分の怒りを感じないようにしているし、怒ってはいけないと思っていることが多いんですよ。
こんなときに真っ先にしてあげなければいけないことは、「受容」なんですよね。なにを受容するのかって?それは“怒っている自分”のことです。
「それだけのことがあれば怒りたくなるよ」「それで怒らない人なんていないと思うわ」「それは悲しいよね」「許せないという気持ちがあって当然だと思うよ」
あなたの親友がひどく落ち込んでいるとき、あなたはどんな言葉をかけてあげるでしょうか?それと同じことを自分にもしてあげることが受容のイメージです。
でも、怒れないタイプの人は、ここでも自分のことを責めるのです。「あんな目に合うのは、私に魅力がないからだ」「いつまでも引きずっていても仕方がない。早く忘れなければ」「私がダメだからこんな目に合うんだよね」と。
そして、最終的には、「あんな男を好きになった自分が悪いんだ。あんな男と付き合った自分が悪いんだ」というところに行きつくのです。ここまでくると、なにがあっても全部自分が悪いということになっちゃいますよね。
彼に向けていたはずの怒りが、いつのまにか自分に戻ってくる。彼のことを許せないのではなく、じつは自分のことを許せないというのが真相のようなのです。
つまりは、彼を許せないんですという悩みは、自分を許せないんですという悩みの裏返しだということですね。
つまりは、彼を許せないんですという悩みは、自分を許せないんですという悩みの裏返しだということですね。
あなたの目のまえに一枚の扉があります。その扉の向こう側には、彼にふられて傷ついた日のあなたがひとりでぽつんと待っています。ちょっと勇気がいるけれども、今日はその自分に会いに行きましょう…
その扉を開けると、目のまえに傷ついてボロボロになった自分がいます。その自分にゆっくりと近づいていってください。その自分はどんな表情ですか?その自分を見てどんな気持ちがしてきますか…
セラピーは自分にやさしくするためのレッスンです。ただ自分を受け入れて、ただ自分を抱きしめてあげましょう。それがいまのあなたには必要なのです。
セラピーは自分にやさしくするためのレッスンです。ただ自分を受け入れて、ただ自分を抱きしめてあげましょう。それがいまのあなたには必要なのです。
自分を許すことは、次の恋に進むための近道になることも多いですから、そんな時こそカウンセリングをご利用いただけたらと思います。
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