いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの大野愛子です。
ここ数年は自分が不倫をしていることに悩む女性のカウンセリングをすることがとても増えてきました。
不倫にはまる心理を3回シリーズでお届けしています。今日はその2回目です。
【不倫】なぜか既婚者を求める本当の理由
(1)お父さんとの関係性の不足感
(2)お母さんと仲良し(この記事です)
(3)イイコほど不倫する

前回の不倫をしてしまう心理は、お父さんとの関係でした。
では、お母さんとの関係はどうでしょうか?
ちゃんとあります、お母さん問題。
こちらは、いわゆる母子癒着(お母さんと仲良し)の心理がちゃんとあります。
これはなにも不倫ばかりではありません。
彼女がいる人をいつも好きになったり、彼に浮気をされたり、彼が自分よりも仕事に夢中だったり、なぜだかうまくいかない恋愛に共通してみられる傾向です。
お母さんとの心理的な距離が近すぎると、いわゆる不自由な恋愛をしやすくなることがあります。
たとえば、こういうケース。
お母さんがものすごく心配性で過干渉で、なにかと口出しをする人だった。
小さいころからお母さん好みの洋服を着せられていて、それがクラスの女の子の着ているものとはちょっと違う感じがしたのだけど、イヤだとは言えなかった。
部屋のお掃除をしてくれるのはいいんだけれど、机の引き出しにいれておいた日記を読まれたことがある。なんとなく、カバンの中身を見られているんじゃないかと感じたこともあった。
電話も多いときで、一日に2~3回。ちょっとでも帰るのが遅くなると、どこにだれといるのか知りたがるので大変。
私ももういい大人なので、やめてほしいと思うのですが、すこしでもそういう雰囲気をだすと、「育ててやった親に逆らうのか?」「お母さんを捨てるつもり?」などと言われてしまうので、本当に困ってしまう。
なんてケースです。
これは私が作った一例ですが、実際のクライアントさんからもこれぐらいのレベルで普通に語られます。
自分は当てはまらないな、と安心しているみなさん。
最近増えている形としては、お母さんべったりの仲良し親子も含みます。
最近増えていますよね、「仲良し親子」。週末は、お母さんと一緒に映画を見にいき、ランチを食べて、お買い物に行く。
お母さんが全部お金を出してくれるし、お母さんとは話が合うし、女友達と過ごすよりも気を使わなくてラクという、明るい母子癒着のタイプもあります。

過保護、過干渉の問題があると、どういう恋愛をするようになるか?
そもそもお母さんとの距離が近い、つまりは親離れ子離れしていない分だけ、心のなかにお母さんが占める比重はとても大きくなりますよね。
心の中にお母さんの占める比重が多い人というのは、会話のなかにお母さんの話題がよくでてきたりしますし、なにかを選ぶときもお母さんの意見を優先することが多くなります。
すると、そこに他の人が入る余地ってあまりなくなるんですよね。
彼氏ができても、門限があるので、帰る時間を気にする。お泊りのデートなんて、お母さんが心配するので、絶対に無理。彼氏にも、「僕よりお母さんのほうが好きなんじゃないの?」と言われます。
お母さんが気に入らない男性とは付き合いません。お母さんがちょっとでも反対すると、それを押し切ってまで関係を続けようとは思えないのです。
そういうことを繰り返すと、自分がしたい結婚をするというよりはお母さんの望む結婚をしなければいけないので、結婚に対する憧れが抱けないし。自分が不自由で窮屈な思いをしたぶんだけ、あまり子供を生みたくないなぁって思ってしまうんですよね。
普通だったら、彼氏ができたら、親なんてどうでもよくなるじゃないですか。それが適正な親離れなんですけど、そうならないんです。
もっとはっきり言えば、彼氏ができたとしても、「彼氏が優先順位の一番め!」にならないんですよね。彼氏とのデートよりも、お母さんとのお買い物のほうが、じつは楽しくて大事って、心の中では思っています。
自分がそういう心のバランスだと、相手も同じようなバランスの人を引き寄せます。
たとえば、自分が(心理的に)お母さんにべったり。
すると、仕事にべったりな彼を選んだりします。
お母さんと過ごす時間をもちたいわけですから、仕事人間の彼のほうが都合がいいわけです。ええ、もちろん深層心理的に都合がいいのです。
こんな状態だとイメージしてみるとわかりやすいかもしれません。
自分の右手はお母さんと手を繋ぎ、左手は彼と手を繋いでいるかのような状態。
こうイメージすると、心理的にはいつもお母さん連れでデートしているようなものなんですよね。
だから、恋人っぽいロマンスはもちにくくなりますし、セクシャルなことが悪いことをするように感じたり。
さみしくなるとすぐにお母さんに電話をするし、お母さんが気に入らない人とは別れてしまうこともあります。
仕事ばかりではなく、多趣味な彼というケースもあります。いつデートすればいいんだかわからないぐらいに忙しい彼なら、実家でお母さんと過ごしたい人にしたらちょうど都合がいいじゃないですか。
こんなふうに、パートナーシップはつねにバランスの法則です。
自分が母にべったりならば、彼も何かにべったりな人を選ぶようになるわけです。
ここでの対策としては、バランスを変えること。やはり「お母さんとの適正な距離感」がテーマになります。お母さんと恋人関係のようになっているのですから、バランスを変えなければいけません。
多くの人は、「じゃぁ、ひとり暮らしをしなければ」「親と連絡を取るのをやめよう」と極端に考えがちです。
それもひとつの方法ではあるのですが、それができないからこそこうなっているのです。
結局のところ、やさしい人が多いのです。やさしいからこそお母さんから離れられない。
「お母さんの意見=私の考え」に無意識的になっている人が多いのです。つまりは、お母さん軸で生きているということです。
反抗期がなかった人も多いです。反抗期というのは親離れの儀式のようなもの。
だけど、自分の意見なんかもってしまうと母親を悲しませてしまう。だから、今だに子供のポジションでいる人が多いんです。
母子癒着のパターンが結婚後まで続くと、「しょっちゅう実家に帰る妻になり、夫はほったらかし」になります。最終的には、離婚をしてまで家に戻るというケースも少なからずあるわけです。
お気持ちはわからないでもないんですが、自分の人生を生きられないというパターンにもなりやすいんですね。
思いきってお母さんとの関係性を見直すことでパートナーシップに良い影響が出やすくなります。
このパターンをもつ方は「お母さんに向けるやさしさを自分にも向けられるようになること」がテーマになりますよ。お母さんに甘えているようで自己犠牲している人も多いですからね。

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