
「別れた彼が忘れられないんです」というご相談はとても多くいただきます。
別れた直後~半年ぐらいの時期にそう思うことが多いようです。まだまだ心の痛みがひどい時期です。
なかには別れて1~2年以上も経つけれども、どうしても忘れられないというケースがあります。
いずれにせよ、復縁を望んでいるケースもあれば、復縁することは諦めているケースもあります。
ですが、多くの人がいうのです。「せめて友達に戻りたい」と。
こういうのって、人それぞれにもつ環境にもだいぶ影響されるんですよね。
失恋したとしても、もう会うことのない相手なのだとしたら、時間の経過と共にだんだんと別れを受けていくことができます。
ですが、職場が一緒である、共通の友人がたくさんいる、何か同じグループに属しているとかだと、また顔を合わせなければいけない場合もあるわけです。
また顔を合わせる状況にある人が、「せめて友達に…」と考えることが多いようなんです。
そうしなければいけない状況も、そう思わなければいけない心境もあるわけですから、とてもつらいだろうなと思うんですけれどね。
でも、あえて考えてみようと思うんです。「友達に戻るというのはどういうことなのか?」と。
それにはある一定の「感情的なプロセス」があると、私は考えています。
失恋
(とてもひどい心の痛み)
↓
元カレの姿を見かけるだけでツライ状態
(まだ痛みがある)
↓
やっと雑談などが出来る
(痛みがあるが無理をしている状態)
↓
前のように冗談も言える
(痛みが薄らいできた)
↓
ちゃんと目をみて話しても大丈夫
(昔を思い出しても大丈夫)
↓
友達
(過去のこととして受け入れている)
やっと雑談ができるレベルまで来るのに、半年はかかるんじゃないかな。友達に戻れるのは、もっともっと先だと思う。
でも、これは別れたあとに彼に会わなくて済む人の場合のプロセスです。別れたあとも彼と顔を合わせとなると、もっともっと心の傷の回復が長引くことになるでしょう。

回復が長引く原因のひとつは、終わってしまった恋愛を消化して忘れることができないことにあります。
彼と会うことがなくなれば、「ああ、私は彼のことを失ったんだ」と心が実感しやすいので、いずれは別れを受け入れていける。
でも、別れたにもかかわらず、彼と会うような場合には、彼を失ったことを心が実感にしくいので、別れを受け入れることができないままなんです。
別れを受け入れることができないというのは、“そこで時計の針が止まったまま”の心になります。
当然のことながら、新しい出会いを求める気にもなれないし、求めてみたところでますます彼のことばかりを思い出す…なんてことも。
失恋というのは、どのような失恋でもつらいものです。
ただでさえつらい失恋であるにもかかわらず、それでも彼の顔を見続けるということは、さらに毎日失恋をし続けるようなものです。
毎日が失恋って…。そんなつらいことってあるでしょうか?
職場が同じでないにしても、今はSNS時代ですから、相手が何をしているのかすぐにわかってしまう。
繋がりやすくて切れにくい時代に生きている私たちにとって、ひとりの人との関係を終わらせることに手こずるケースが増えてきたと感じてもいます。
私自身としては、「友達に戻りたい」と願うことはありだと思いますし、悪いことだと思っていません。そういうご相談、たくさん応援してきましたから。
ただし、友達に戻りたいと思うのであればなおさら、「失恋をして傷ついている自分をきちんと認める」ということが何よりも大切だと思います。
失恋をして傷ついている自分を認めることも、じつはなかなかむずかしいのです。
なぜならば、それを認めると「自分がひとりぼっち」になってしまうようで、こわくなってしまうからです。
それが未練であれ、執着であれ、心のなかに彼にいてもらうことで、一人ぼっちにならないで済むようなところが、私たちにはあるのです。それぐらい、私たちはひとりぼっちになることをおそれます。
だからこそ、失恋して傷ついている自分を認める。
そして、傷ついている自分と向き合い、その傷を癒すことが必要になります。
どこかで平気なふりをしている人、平気なふりができてしまう人ほど、「友達に戻ること」を目標にして頑張ってしまうので、傷ついた心のケアがおろそかになります。
友達に戻りたいと思うことは、「彼を忘れなくていい」「彼を諦めなくていい」「彼とまた会ってもいい」という理由に使われることもあります。
別れが受け入れられないときに、「せめて友達に…」という折り合いをつけている場合もあるのです。
シビアなことをいうようですが、一度他人に戻らないと友達にも戻れない、復縁リベンジもできない、というのが私の考え方です。もちろん、それは「気持ち的に」という意味で。
それには一回、心の距離をちゃんと取り、気持ちの整理をすることですね。
そのあたりのことは下記にある<こちらの記事も参考に>をお読みになってみてください。
失恋というのは、たとえるのならば「心の骨折」みたいなもの。本当に心が折れたようになるんです。
しっかり治しておかないと、次の恋に進むことがこわくなってしまうんです。これを「失恋の後遺症」というんですけれどね。
だからこそ、しっかりケアをしてしっかり卒業をしておくことが大切かなと思っています。
「失恋ぐらいで…」なんて思わないでどうぞご相談くださいね。失恋は人生の一大事ですから。
<こちらの記事も参考に>
>>失恋があるからこそ、人生が素晴らしくなる。

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