こんにちは。
カウンセリングサービスの大野愛子です。
失恋したというだけでもツライのに、別れた彼と「同じ職場」というのは、相当に過酷なものです。
でも、この「職場失恋」のケース。結構あるんですよね・・・。
別れた次の日から、また相手の顔を見なきゃいけないなんて。どれだけ傷口に塩を塗り込まなきゃいけないのでしょうか。
気持ちの切り替えも難しくて、失恋の傷が長引いてしまう人が多いです。会社を休みがちになってしまう人もいるでしょう。
これを機に思いきって移動願いや転職をする人もいます。ですが、そういかない事情を抱えている人が多いのも事実。
今回は職場失恋に悩む人が、少しでもラクになっていただくためのヒントを、お伝えしたいと思います。
くれぐれも申し上げておきたいのですが、失恋を我慢するための方法ではありませんのでご注意くださいね。
昨今、辛抱強い方が多くて。だから、書いてみようと思っているのです。
失恋したのに、毎日顔を合わせなきゃいけないって、本当にツライですね。だって、彼のことを見たら、またいろいろ思い出しちゃうじゃないですか・・・。
だから、「仕事は無理しないでくださいね。休んでしまう日があっても仕方ないと思いますよ」とお伝えします。
「無理だと思うなら、辞めてしまうこともありだと思ってください。辞めちゃいけないと思うことがいちばんツライですから、そういう選択肢はもっておいてくださいね」と。
もちろん、それぞれに事情や生活があることはわかっています。だけど、傷ついているのに、さらに傷つき続けるなんて、地獄じゃないですか・・。
「前を向くために立ち去る」という発想は持っておいてほしいのです。じゃないと、気を病んでしまう人もいますから。
それに、ちょっと心配なことがあるんです。もともとまじめで、やさしくて、ふだんから怒れなくて、とてもしんぼう強い人に多いケースなのですが。
失恋して傷ついている自分が許せなくて、とにかくなにもなかったようなフリをして、辛抱を続けてしまう人がいます。
仕事がやりにくくなるから、上司部下の関係があるから、収入が必要だから、この仕事が好きだからとか、さまざまな事情があるのはわかります。
だから、悲しみの感情を自分から切り離して、何もなかったような顔をして、仕事に打ち込んで、ただ日々を黙々と過ごしていく。
これは、男性が失恋したときに取りがちな行動でもあるのですが、感情の消化ができない分だけ立ち直りが長引いてしまうのです。
そういえば・・・
失恋から立ち直って次の恋をするまでの時間が、男性は女性の倍かかるというお話しをご存じですか?(※あくまでも傾向ですが)
女性が3ヶ月で立ち直れるとしたら、男性は6ヶ月ほどかかってしまうと言われています。男性は感情を発散できずに飲み込んでしまうから、なかなか次の恋をする気になれないのです。
感情というものは、ちゃんと感じてあげさえすれば、いずれは消えていきます。でも、男性は飲み込んでしまう人が多いのです。お酒やたばこと一緒にね。
飲み込んだ感情がたまると、そのうち何も感じなくなります。ここまでくると、泣きたくても泣けないというような状態になります。
これを、立ち直ったと勘違いする人もいるのですが。感情を麻痺させているだけですので、やはり良い状態とは言えないのです。
昨今、とても自立的な女性が増えていますね。女性も男性と同じように働く時代。感情を飲み込む女性が多くなったと感じています。
自分でどうにかしなきゃと思うから、話しを聞いてもらったり、頼ることが苦手な人が増えていますね。
誰かに話しを聞いてもらうことは、心のなかにある悲しい気持ちを身体の外に連れ出すこと。負けを認めることでも、弱みを見せことでも、みっともないことでもありません。
「自分が立ち直るための環境をできるかぎり作ってあげよう!」と思うことが、いちばん大切なことなのです。
そう考えてみると、なにかできそうなことが思い浮かんできませんか?それをぜひ、自分のためにしてあげてくださいね。
そして、もうひとつ。
職場が同じだったりすると、相手の姿を見かけることが多くなります。
ふられた側は痛みを抱え込んでしまいやすいので、どうしても怒りの感情が残りやすいのです。
「私はあなたのせいでこんなに傷ついている」
「この痛みをあなたにわかってほしい」
目の前にいる彼に、自分の気持ちをわかってほしくなるのです。
人が怒るのは、自分がどれほどツライのかをわかってほしいとき。だから、「このつらさをわかってほしい」という無言のメッセージを送り続けてしまうのです。
ですが、相手を直接責めるわけにもいきません。そのうちに、「自分がダメだったから、ふられたんだ」と自己嫌悪へと変化をしていきます。
自己嫌悪は、本当にひどい感情です。自分を責めることに疲れ果てて、燃え尽きてしまう人だっているのです。
どれだけがんばっても、彼のことが忘れられないというときには、怒りの感情がくすぶっていないかをチェックしてみてください。
「私が彼を忘れたくないのには、なにか目的があるんじゃないだろうか?」と探っていくと見つけることが出来るでしょう。

そして、今回いちばんお伝えしたいことを書きますね。
職場失恋を耐えようとするのは、まじめで、やさしくて、ふだんから怒れなくて、とてもしんぼう強い人。
もともと自分よりも誰かの気持ちを優先したり、大切にするようなところがある人が多いです。献身的に人を愛するがゆえに、犠牲的に尽くす傾向があることも事実。
そんな人にとっての失恋の学びというのは、「自分を大切に扱う」ということ。このような経験でもないと、自分の扱いを真剣に考えてみることはないでしょうから。
自分を労わることを真剣に考えた結果、考え方や生き方を変えていかれる人も多いですね。失恋というのは、それぐらいインパクトのある経験なんです。
そのためには、「自分が立ち直るための環境をどう作ってあげようか?」と考えることが、自分を大切にすることに繋がっていくことでしょう。
ある人は、たまっている有給を思いきって取りました。またある人は、一人旅に出かけてみました。
自分のためにカウンセリングをご利用くださった方もいますし、ようやく友達に頼ることが出来るようになった方もいます。
人に話せないという人には、ノートに気持ちを書いたりする方法なんかもお勧めするのですが、苦しみを取り去るためにもお話しを聞かせていただきたいなと思うんですよ。
カウンセリングって、そういうネガティブな感情を、セラピーなども使いながら、どんどん解放をしてく場所なんです。
「今、自分のために何ができるのか?」という発想を持つことが、ただ耐えるだけの毎日からあなたを救い出すことでしょう。
ひとりで頑張りすぎないことがコツかな。
話してみたくなったら、ぜひ私にも聞かせてくださいね。
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