こんにちは。
カウンセリングサービスの大野愛子です。
夫の浮気問題に悩んでいる方に向けて、修復への道のりについて書いてみました。
かなり長くなってしまいましたが、大切なことなのであえてこのまま載せてみようと思います。
ご興味のある方はどうぞお読みになってみてくださいませ。
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夫の浮気問題が発覚!!
え!どうしよう!!あの夫に女!?
藁をも掴む思いで、「浮気 離婚 修復」と検索・・
そうして、カウンセリングサービスのHPにたどり着いてくださる方も多いようです。
そして、無我夢中でいろいろな記事を読みこみます。
「なになに、浮気は不足原理から?」「自分に足りないものを浮気相手に求めるの?」とか、知っていろいろビックリしちゃうわけです。
「被害者意識のままいると逆効果なのね」とか、「逆切れする態度は罪悪感があるらしい」とか、いろいろ。
すると次第に、「主人の浮気の原因は、きっと私にもあったのよね・・・」なんて思うように。
「・・じゃぁ、私も悪かったのよね」と、急に考えはじめます。
数日考えて、こみ上げる怒りを抑えながら、「私にも悪いところがあったのよね」なんて伝えてみると、「お前、今頃わかったのか?」と夫は偉そうに言うのです。
「はぁ??アンタ何様のつもり?」と、マジ切れしたくなるわけです。
だけど、「ここで責めるのは、逆効果です」と書いてある。
「じゃぁ、いったい私はどうすればいいわけ??私だけが我慢すればいいってことなの??」なんてことに。
こうなると、もう頭を抱えたくなりますね。
ここで念のため、浮気の力学をお伝えしましょう。
そもそも、なぜ浮気なんてしてしまうのか?
夫が妻からもらえないものを、よそから調達しようとするのが“浮気”だと言われています。
たとえば、妻から“やさしさ”をもらえなければ、よその女性から調達してくるか、一生諦めて暮らしていくしかないのです。
だから、よそから調達したくなる。これを不足原理と言ったりします。
最初は、ちやほやしてくれる飲み屋のお姉さんぐらいで我慢しているんですけれどね。
仕事のストレスなどが高まったときには、つい追い詰められて危ない橋(浮気)でも渡ってなんてことがあるようなんです。
あ、でも・・・。だからって、浮気してもいいという理屈にはなりませんよ。あくまでも、心理的な側面からの見方だと思ってほしいのです。
男として立ててもらえなければ承認してもらうことを求め、セックスがもらえなければセックスを求め、居場所がなければ受け入れてくれる人を求め、ふらふらと迷い込んでしまうのが男性の浮気には多いようです。
一時的にせよ、やはり満たされますから。ついついハマってしまうなんてことも多いのでしょう。
全部がそうだとは言いませんが、このような心理背景があることは確かなようです。
浮気をした側は、当然のことながら罪悪感を感じます。
しかも、悪いことをしていることはわかっているので、“逆切れ”という態度に出ることも多いです。
この逆切れは、世の奥様方にとっては、「理解できない夫の態度第一位」だと思います。
でも、罪悪感のカケラもない人であったら、「今日浮気してきちゃったもんね」と悪びれることなく、本当のことを言うはず。
ほとんどの人は、罪悪感を強く感じ過ぎてしまうので、逆に開き直ったり、暴言を吐いたりという態度に出ることが多いようです。
逆切れは、罪悪感を麻痺させて感じなくするための防衛本能。
相手を責めている間だけ、自分のことを責めずに済むからです。絶対にそんなふうには見えないでしょうけれどね。
こういう態度を取られると、本当につらいですよね。「だって、本当に悪いと思うのならば、反省した態度を取るべきでしょう」と思うから・・・。
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では、浮気をされた側はどうでしょうか?
浮気をされた妻は、当然のことながらひどく傷ついています。
たとえば、海外で浮気相談のカウンセリングを受けると、カウンセラーからこんなふうに言われることがあると聞いたことがあります。
「あなたはなぜ夫に浮気をさせたの?」
夫が浮気をしたのではない。あなたが浮気をさせたのだ。
コレはなかなか、衝撃的な質問だと思うのですよね。
自分が優しくしてこなかったから?
子育てに夢中になりすぎていたから?
オンナとしての自分を磨かなかったから?
夫をかまってあげなかったから?
と考える人が多いかもしれません。
この考え方は、「相手が変わらない限り解決しない」と思わないためには、とても役に立ちます。
「浮気したアイツが100パーセント悪い」となると、アイツが変わらない限り、この浮気問題は解決しないことになりますから。
すると、問題解決がすべて相手の態度次第になってしまうのです。
「この問題が起こっているということは、この問題を私も必要としたのだ」という見方をしてみることで、自分にとっての取り組むべき課題が見えてくる。
取り組むべき課題があるということは、“関係性を変える可能性が私にもある”ということ。
これは絶望のなかにあって、小さな希望という光にもなりえるのです。
ただ、この見方を取り入れ始めると、「私がサボっていたからだ」「今度こそは心を入れ替えて努力しよう」と、ちょっと犠牲的になりすぎてしまうことも多いんですよね。
犠牲的になると、ちょっとおどおどした感じになります。
すると、ますます自分勝手に振るまう旦那さんなんかがいたりして、泣きたくなるんですが。
ここで注目すべきは、浮気した側も、浮気された側も、「自分が悪いんだ」という罪悪感を感じているということ。
つまり、この段階では、夫婦が絆ではなく“罪悪感で繋がっている”という構図が出来上がっているのです。
夫婦ですからね。どこかではまだこんなふうに繋がっているのです。
「ああ、もうどうしたらいいの?」
このあたりに来ると、ようやくカウンセリングのご利用を考えてくださる方が多くなってきます。
自分で考え、努力もして、「もう心が折れちゃったんですよね」というところで、カウンセラーに頼ってくださるわけですね。
だいぶ険しい道のりをひとりで歩いてきたのでしょうから、もうヘトヘトでしょうね。
だから、このようなケースでは、「自分を責めるのをやめる」というところから始めてもらいます。
浮気をされた側だって自分を責めているのです。女性としての自信もなくなりますし、なにをしていても涙があふれるぐらいに、精神的にも追い詰められていますよね。
このような痛みがあるときには、つい泣いてすがりたくなったり、逆に感情的に責めたくなったり、惨めな自分を感じて欝々としてしまったり。
とにかく心がすり減っているのです。ですから、まずはこの痛みの感情を解放してあげることが、ひじょうに大切なプロセスだと考えます。
あなたが抱えているその痛み、その惨めさ、その自分を責める気持ちを感じてあげることで解放をしていくのです。
ここで実際のセッションでは、ほっとした気持ちでお帰りになることを目指すことが多くなります。
それは、どうしてかというと。うらみつらみを抱えたままでは、いくら“関係性を変える可能性がある”なんて言われたところで、取り組むだけの心の体力が残っていないことがほとんど。
だからこそ、あなたの痛みを解放することがまずは、優先すべきこと。これはとても大切で、忘れてはいけないことなのです。
取り組むべき課題というのは、なにも「相手に対すること」ばかりではないのです。
人によっては、「まずはもっと自分を大切に扱おう」ということであることも多く、それによって良い効果がでることもあるのです。
「浮気されたのに、私ばかりが努力するなんて、なんだか腹が立つ!」
実際にカウンセリングを受けていくと、時々はこう思うことでしょう。
それは、ひじょうに正直な気持ちだと思うのですよね。
だからこそ、こんな質問をすることがあります。
「浮気をされたのだから、相手を責めたりしても誰にも非難されないでしょう。でも、あなたはグッと堪えていらっしゃる。それは、どうしてなのでしょうか?」
聞くまでもない質問なのかもしれないのですが、あえて。
だって、グッと堪えられるのは、関係性を壊しきれない“なにか”があるからですよね?
愛の対極にあるものは、無関心と言います。
だって、どうでもいい人にここまで悩まないでしょう?
そこにある、自分の愛情、自分の懐の広さ。
それがあるからこそ、悩むのですよね。
「でも、もう遅い・・」
「今さら、何ができるの?」
なんて気持ちにもなると思うのです。
逆に、「もう遅いのだとしたら、最後の最後にできることって何でしょうか?」と聞いてみることもありますね。
夫の浮気によって、私にもあった気づき。
そして、その気づきが、あなた自分自身が彼に与えてあげられるものになるのです。
これは、とても深い問いかけになることでしょう。すんなりと答えが出てくるものでもないかもしれません。
でも、もしあなたが与えてあげられるものがあったとしたならばと考えてみるのです。
なぜならば、浮気の何が苦しいかというと、「こんなことをされたら、私はもうあなたを愛せなくなる」ということだから。
つまりは・・・
「私が、夫に愛されていない」ということではなくて、「私が、夫を愛することができない」ということが苦しいのです。
浮気という問題をとおして、「あなたのおかげで、私はこんなふうに変わることができたのよ」と、もし言うことができたとしたら・・・ それを与えてあげることができたら・・・
そんなあなたを見たときに、夫はようやく浮気をした罪悪感から解放されていくのです。
この解放を感じたときに、罪悪感の下に埋もれていた「あなたを失うかもしれないせつなさ」をようやく感じ始めます。
浮気をしたのに、愛されるなんて。浮気をしたのに、許されるなんて。
この解放は、浮気相手の女性ではしてあげられないことなんですよね。
ここにたどり着けるかどうかが、夫婦関係の修復においては大きな分岐点になるように思います。
繰り返しになりますが、そのために大切なことは、あなたの痛みを解放することがまずは、優先すべきこと。これだけは、忘れてはいけないことなのです。
これは浮気問題に悩むクライアント様と一緒に取り組んできたうえで、私が感じてきたことでもあるので、ここに記しておきます。
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