
1.失恋の傷を癒したかっただけなのに

ある女性のお話しです。
「元彼と別れて、失意のどん底にいた頃。あまりにもつらかったので、職場の先輩に相談をしたんです。職場の先輩っていっても、奥さんも子供もいる妻帯者なので。むしろ、安心して相談していたくらいなんです。
親身になって相談にのってくれて、だいぶ立ち直れそうな気がしてきた頃、なんだかひょんなことから誘われて、男女の関係になってしまったんです。ああ、もうどうしよう。これって最悪な状態ですよね?」
親身に失恋の相談にのってくれていたお相手と、その後付き合うことになったというケースは少なからずあるでしょう。ただそれが不倫となると、ちょっとややこしい。
「自分は絶対に不倫をしない自信がある」というタイプの人でも、失恋後にこうなってしまうことがあるようです。
2.なぜ不倫に?

そんなときは、こんな心理が隠れているのかもしれません。それだけ、前の失恋がつらすぎた。あまりにも心の傷が痛すぎたので、さらなる痛みを重ねることで、前の失恋を忘れようとしたのではないか?
つまりは、痛む上に塩を塗る。さらなる強い痛みを重ねると、前の痛みを感じなくて済んでしまうのです。
これは、何が起こっているのかというと、「自分は女として魅力的ではないから、元彼にも振られてしまったんだ。自分はその程度の女なのだ。」と自分を責めすぎているので、そんな自分に見合う相手として“不倫”をしているのかもしれません。
「こんな私だから元彼とうまくいかなかったんだ。やっぱりダメな女よね。」という証明として、あえて自分を傷つけるような人を選んでいるのです。
もちろん、頭でわかってやっているわけではないのですが、「どこかこれが私にはふさわしい」と思っているところがあるようなのです。
3.自分への自己嫌悪と自己攻撃

このような方がご相談に来るときは、ちょっとこじれてしまってからになることが多くて。自分を傷つけることに目的があるから、とことん自分を痛めつけたあとでないと、相談にいらっしゃらないのです。
それぐらいひどい自己嫌悪とひどい自己攻撃を抱えたまま、毎日を過ごしてきたんですよね。あの日、彼に嫌われてしまった自分を、自分でもとことん責めた結果ですから、今の自分が大嫌いになっています。
だから、ちょっと痛々しいぐらいの印象を受けることが多いです。彼に愛されている自分なら愛することができるけれども、彼に愛されていない自分のことなんて愛することができない。そんな思いが根底に隠れていることがあります。
失恋というのは、ときにこうした二次災害、三次災害のようなものを引き起こすことがあって、心に大きな後遺症を残すことがあります。不倫というのは「してはいけないことをしている」ということで、さらに自分を傷つけることができる。だからこそ、傷口に塗り込む塩になりうるのです。
4.人は自分にふさわしいと思うものを引き寄せている

でも、こうまでしなければいけないのは、やはり前の失恋がつらかったから。大好きな人と別れて気持ちが弱くなってしまっているとき、藁をもつかむ思いでとっさに目の前にある関係性に手を伸ばしてしまうこともあるのでしょう。
人間そんなに強くないですから。でも、逆にそこまで傷つかないと気がつけなかったのかもしれませんね。
何に気がつく必要があったと思いますか?
「失恋した自分を嫌って責め続けるのではなく、そんな自分を許し受け入れる必要があったのだ」ということ。
ようやくそう思い始めた時期に、私たちと出会っていただけることも多いのですが、「こんな思いまでして、自分を大切にすることを学ぶ必要があったんですね。だとしたら、これからは自分を愛してあげましょうね。」とお伝えすると、ようやく気づいていただけるようです。
人はつねに「自分にふさわしいと思うもの」を引き寄せています。あるときふと、「なんかもうこんなのイヤだ。もうこういうことはやめにしたい」と思う瞬間が来るのです。その瞬間を自分の手でちゃんとキャッチできると、その後は大きく生き方を変えていかれます。
自分を傷つけるような相手を選んでいることにも意味があるのだと思ってみると、その痛みを手放すこともできるようになっていきます。それは必ず。
自分を傷つけるような恋愛には、このような深層心理が隠れていることもありますので、ご参考にしてください。そして、お困りのときはぜひご相談くださいね。
※今回は失恋後の「不倫」というケースで書いておりますが、「振り回される」「都合のいい女扱い」「身体だけの関係」などのケースになることもありますので、ご参考までに。
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