こんにちは。
カウンセリングサービスの大野愛子です。
「あのー、夫婦にはセックスは絶対になければいけないモノですか?」
というストレートなご質問を頂くことがあります。
いろいろな見解があると思いますが、わたしはこう答えます。
「ふたりとも無しでOKならば、それでいいんですよ。ですが、どちらかがそうじゃない時に問題になることが多いのです。」
セクシャルなことは、夫婦間でも話しにくいものです。
不満があるんだけど言えない。今さらもう恥ずかしくて誘えない。
いつも断られる。もう長らく触れてもいないし、触れられてもいない。
正直、いろいろあると思うんです。
小さなヒビを大きなミゾにしないためにも、まずはそれぞれの心境に寄り添うところから始めてみませんか?
※心理的な側面からのアプローチです。
専門医へのご相談がベストな場合もありますので、その点はご容赦願います。
◆断る側の理由
「今日はちょっと体調が悪いから」「そういう気分じゃないから」
「疲れているから」断る理由は様々です。
新婚の頃なら、「ごめんね。次のお休みの時にね。」なんてフォローを入れていたのに、夫婦も長くなれば、「疲れてるのよ。いいかげんにして。」なんて感じになってしまったり。
ですが、もうちょっと根深い心境がある場合があります。
妻が断る側になっている場合、長年の生活の中で、積り積もった不満が怒りになっていることがあります。
積もり積もった不満ですから、ひと言で言い表わせるようなものでもありません。
仕事や家事分担のこと、子育ての方針、実家との付き合い方、お金のことなど、それは多岐にわたります。
溜め込んでしまった怒りを、触られるのもなんだかイヤというような嫌悪感として感じていることがあるのです。
夫が断る側になっている場合、過去に妻にセックスを断られたことが、プライドを傷つけられた経験になっていることがあります。
(無意識的にです。男性はこれが理由だとハッキリ認識していないこともあります。)
仕事でイライラするようなとても嫌なことがあったけれども、それを弱音としては言えない。
そんな時こそ妻を求めるようなことが、社会で闘う男にはあるのです。
妻にしたらセックスを断っただけなのですが、夫にしたらどうしようもない持って行き場のないストレスがあるのです。
味方だと思っていた妻に受け入れられなかったダメージが、男性にとってはさらなるストレスになることも。
いずれの場合も、不満を感じている人には近づきたくありませんから、セックスを断るという形で距離を取りたくなります。
触れようとするその手に、つい「やめて!」と怒ってしまうなんてことがあるのです。
◆断られる側の気持ち
最近はもう誘ってもくれない。何かと理由を付けては断られる。
こんなことが続くと、断られる側は、「自分は愛されていない。もう女(男)として見られていない。自分はどうでもいい存在なんだ。」と感じます。
断られているのはセックスなのですが、自分の存在を大切にされていないような寂しさを感じるのです。
それが自分を責める方向に向かうと、「性欲がある自分=はしたない・恥ずかしいもの=悪いもの」という自己嫌悪になる場合もあります。
自分のセクシャルな部分を極端に抑え込むようになり、うつうつとしたイライラや悲しさを感じるようになります。
いずれの場合も、自分を否定されたかのようなみじめな気持ちを感じてしまうのです。
このみじめさを抱えることは、ひじょうにつらく寂しいものなので、女として(男として)の自信を無くしてしまうこともあります。
◆向き合うべきは自分の気持ち
セックスレスのご相談に、わたしはこんな質問をさせて頂くことがあります。
「昔はあったのに、今は無くなっているもの何ですか?」
「昔は出来たのに、今は出来なくなっていることは何ですか?」
なぜこの質問をするかといえば、セックスが無い時に無くなっているのはセックスだけではないことがあるからです。
セックスレスのうしろに隠された、「満たされない何か、諦めてしまった何か」がこの問題の根本にはあります。
あなたの中にある不満、怒り、わだかまり、諦め。
それは、セックスに関してだけでしょうか?
相手のある問題ではありますが、まず向き合うべきは「自分の感じている気持ち」なのです。
相手の態度に愛情を感じられない寂しさがあるのか?
もしくは、あなたの方が何らかの理由で距離を取りたくなっているのか?
カウンセラーとしては、そんなことがちょっと気になったりもするのです。
でも、そこに解決のカギも必ずあるのですけれども。
行き詰まった時にはカウンセリングも上手く取り入れて、あなたに合う解決方法を手に入れましょう。
こちらも参考に>>>
セックスレスの時に、無くなっているのはセックスだけではないのかもしれない
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