彼の元カノさんに、嫉妬のような、怒りのような、競争心のような、
そんな気持ちを抱いてしまうことが苦しい、というご相談を頂くことがあります。


彼の元妻、仕事上のパートナー、面倒を見ている後輩、親しげな女友達という場合もあるでしょう。

 

「今付き合っているのは、自分なんだから」と何度も言い聞かせるのだけれどどうしても疑ってしまう。今日は、そんな「嫉妬」についてのお話です。

 

※    ※ ※

 

「わたしよりあの人のほうが好きなんでしょ!」と、そんな言葉をぶつけてしまう人もいます。

彼は、「そんなことないよ」と言ってくれるのですが、どうしてもその言葉を信じられないのです。

 

この嫉妬は、不安からくるものです。

相手の気を自分に向かせようとしたり、自分のもとから離れていかないようにすることが、嫉妬をする目的のひとつです。

 

自分だけを大切に思って欲しい。

わたしだけを見ていて。

他の人なんて見ないで。

 

そんな心情が、ここにはあるのです。

 

◆嫉妬を作るルーツ

 

カウンセリングでお話を伺っていると、過去の心の傷が「嫉妬を作るルーツ」になっていることがあります。

 

自分だけを大切に思って欲しい→わたしよりも妹が大切なんでしょ

わたしだけを見ていて→わたしよりもお姉ちゃんばかりをかわいがらないで他の人なんて見ないで→わたしをひとりぼっちにしないで

 

兄弟間での両親の愛情をめぐっての負け感というような、「わたしよりも他の誰かのほうが大切なんでしょ」というさみしさの経験です。

 

あなたにとって、「わたしよりも◎◎が大切なんでしょ!」と思わせる、
古いルーツに心当たりはないでしょうか?

 

両親の愛情が自分のもとから奪われていくような、あの時感じた不安が心の痛みとして残っていることがあるのです。

 

◆嫉妬する人は、嫉妬されたい人

 

わたしは、彼を好きだから嫉妬をする

⇒だから、彼もわたしのことを好きならば嫉妬をしてくれるだろう

 

シンプルな投影の法則なのですが、ここにはひとつ大きな誤解が起きやすくなります。

それは、「嫉妬してくれないってことは、わたしのことをあまり好きじゃないんでしょ?」と思ってしまうこと。

 

嫉妬する人は、愛の大きさを嫉妬で量ってしまうようなところがあるのです。

つまりは、嫉妬する人は嫉妬されたい人になってしまうのです。

 

あなたが嫉妬をする人で、彼が嫉妬をしない人であるのならば、「なんだかわたしの方ばかりが好きな気がする」という不安を抱えるはずなのです。

 

◆嫉妬をしない人って、どういう人?

 

では、嫉妬をしない人ってどういう人なんでしょう?

おそらく、すごくシンプルな答えにたどり着くと思うんですよね。

 

・あなたのことを信頼している

・あなたひとりに決めている(コミットしている、とも言います)

 

嫉妬をしない人は、嫉妬をする「必要」がないんですよね。

「わたし」と「あなた」の間を、嫉妬という接着剤でくっ付ける必要がないからです。

 

相手が嫉妬をしないからといって愛がないんだなんて、思わないで下さい。

そもそも、嫉妬は愛ではなく、不安を埋めるためのものなのです。

 

◆嫉妬する人が抱える悩み

 

「あの人がいると、わたしはきっと愛されない。

あの人さえいなくなれば、わたしはもっと愛されるはず。」

 嫉妬をする時には、そんな理論が成り立っているのです。

 

そう思いたくなるぐらい、自分に自信がもてずにいるんですよね。

みなさん、そういう苦しさを抱えてカウンセリングにお越し下さるのです。

 

嫉妬をしてしまう人の多くは、自分へのダメ出し・あら探し・自己攻撃
自分嫌いの悩みも
同時に抱えています。

 

こんな自分は自分でも愛せないから、誰かに愛して欲しい。

そんな隠れた欲求をもっているのです。

 

◆変化へのファーストステップ(受け取る)

 

今回の嫉妬という問題を通して見えてくるものは、「自己価値の低さ」です。


「わたしなんてきっとどうでもいい存在なんだろう」という疑いが嫉妬のルーツなのですから、
そう信じてしまったあなたを見直してみるのです。

 

彼なりにしてくれていることはありませんか?

少なくとも、彼が嫉妬をしないのは、あなたを「どうでもよい」と思っているからではありません。

「信頼されているからなんだ」と受け取れたら、今までとは違った気持ちになれるでしょう。

 

◆変化へのセカンドステップ(与える)

 

嫉妬してしまう時、本来しなければならないことは、「与えること」です。

もらおうとして不安が消えない時は、与えることがいる時なのです。

 

ですが、その前に・・・

そもそも、あなたは自分を愛せているでしょうか?

自分が喜ぶこと、自分を満足させることが、じつは先なのです。

 

ちょっとしたことでいいんです。

・いつもは値段を気にして買うお洋服を、ひと目ぼれで買ってみるとか。

・自分のためにお花なんて買ったことがないけれども、1本選んでみるとか。

・気乗りのしない飲み会を断って、好きな映画を観に行くとか。

 

『わたしはわたしを愛せているだろうか?』

この問いかけをしてみてくださいね。

 

あなたには「ゆとり」が必要なんです。

枯渇状態では、愛せるものも愛せないのですから。

 

嫉妬してしまう人というのは、ちょっと余計なところにエネルギーを使ってしまうだけで、本来は「気前よく愛することが出来る人」なのです。


 



二匹 
2014-07-10 AmebaBlog
恋愛テクニック掲載分