KIra


LOVE



いつ彼から電話がくるかもしれない。
だから、仕事以外のスケジュールはつねに空けておく。
女友達との約束も出来ないから、だんだん疎遠になっていく。

いわゆる待つオンナ。いわゆる都合のいい女のポジション。
わたしはこのポジションを経験済みだったりします。

カウンセラーという職業柄といいますか・・・
今となっては、「なぜ、我慢の恋愛ばかりしていたんだろう?」
とふり返ることがあります。

今現在、苦しい恋愛をしている方もいるのだと思います。
そんな方の参考になればと思います。

※ ※ ※

「そもそもアプローチをしてきたのは、彼から。
それなりにマメで、優しい言葉もたくさんくれた。
この人は私を愛してくれる人だ、と思ったんですよね。

最初は、そうだったんですけれど。
お付き合いするうちに、彼の気まぐれな行動にどんどん振り回されるようになって・・
あれ?何かがおかしい。
今は、わたしの方がずっと彼のことを好きなような気がする。」

かつてのわたしが感じていた気持ちをふり返ってみると、こんな感じです。
そして、わたしには下記のような傾向がありました。

◆相手の都合を優先させる

つねに彼の予定が優先。だって、いつ連絡が来るか分からないから。
お風呂に入る時も、ケイタイ電話はドアのすぐ側に置いておく。
彼に会いたいばかりに、自分自身の予定を入れなくなりました。

本来は、お互いの状況を考慮しながら、会う約束をするものだと思います。
自分の生活よりも彼が第一の優先となると、ひたすら待つオンナになって
しまうのです。

◆ひたすら我慢してしまう

もともと言葉数が多い方ではありませんでしたが、もっと言葉が減りました。
ほぼ、彼の聞き役というか。
聞き役というよりは、「自分の気持ちを言わなくなった」と言う方が、
正しいかもしれません。

彼に機嫌良くいてもらうために、彼にひたすら合わせる。
「わたしをもっと好きになって欲しい」と思っていたからこその行動ですが、
実のところは、「嫌われたくないから余計なことは言わない」という心情
だったようにも思います。

◆自分を好きになってくれる人を好きになる

内気だったわたしの恋愛の始まり方は、いつも受け身でした。
遠まわしに好意を表現しなかったわけではないですが、
自分から「好き」を言い出すことはありませんでした。

「こんなわたしを好きになってくれる人」だからこそ、「好きになる」という感じなのです。
だから、相手のことをあまり知らないうちに、お付き合いを始めてしまったこともあります。

後になって、「あれ?なんか違うかも」とは思うのですが、
「本当に違うんだろうか?」とまた迷うわけです。

「わたしはこんな人と付き合いたい。こんな恋愛がしたい。」
という主体性がありませんでした。
それは、わたしを好きになってくれる人を好きになっていたからです。
相手のカラーに染まりやすい、相手次第の恋愛と言えるかもしれません。

※ ※ ※

上記には、全て共通点があります。
それは、「自分自身がない」「自分を大切出来ない」「自分に自信がない」。

だからこそ相手に合わせてしまうのですが、
それはまるで、自分という存在を消しているような感じです。

相手の都合に合わせる、相手の言いなりになることを、
「彼は自分を引っ張っていってくれているんだ」と感じることすらあります。

どこかでは、「何かが違う」とは思うんです。
それすらも、「自分さえ我慢すればきっとうまくいく」という思いで
打ち消してしまうんですね。

本来は、対等なはずのパートナーシップ。
恋愛はふたりでするものですから、個々の意見(主体性)や考えや夢や
希望があって当然のものです。

相手を尊重することや思いやることと、自分が我慢や犠牲をすることは全く異なるものです。
何が違うかと言えば、後者には“自分の幸せがない”ということです。

・まさか自分がするとは思わなかった不倫の関係になってしまった。
・彼にはつねに女性の陰があるのだけれども、見て見ぬふりをしてしまう。
・いつの間にか、セカンドのポジションになってしまう。

「主体性がない」というのは、ひとつの精神的な依存の形でもあるのですが、
上記のような「流されやすい」という問題をもつことがあります。

※ ※ ※

こんなふうに感じたことはありませんか?

・その恋愛をすることによって、自分のことをどんどん嫌いになっていくように思う。
・その恋愛をすることによって、自分のやりたいことがどんどん出来なくなっていくように思う。

自分さえ我慢すればきっと上手くいくと考えてしまう方は、
“自分の存在を軽んじることではなく、あなたの意志によって幸せの方向に進んでいく”
という比重をもっと増やしても良いのです。

その彼がダメだとか、すぐに別れなさいと言いたいわけではありません。
もう少し自分を大切に、もう少し自分を客観的に、もう少し相手任せではなく自分の意志を、
ということなんです。

待つオンナをしている頃のわたしは、世界の中に「彼とわたし」しか存在させていませんでした。
しかも、そのわたしはとても小さくはかない存在として。

女友達とも疎遠になり誰にも相談出来ず、ひとりでその状況を抱えて過ごしました。
こういう時は、客観的に自分を見る・状況を見るということが、とても難しくなってしまうものです。

人生の中に、自分をちっぽけに扱うようになったルーツがあるのかもしれません。
そんな時は、第三者の視点であるわたし達を頼って下さればと願います。

お互いを尊重し合う恋愛をしたいものですね。
参考になりましたら幸いです。

(2012-11-29 AmebaBlog恋愛テクニック掲載分に一部加筆修正)

<このお話のポイント>
これは、恋愛だけのお話ではないんです。
人生という大きな枠で捉えなおしてみると、
「あまりやりたくもないことを無理してやっている」という状態(パターン)が多いはず
なんですよね。それが、どれだけ苦しいことか。
解消したいのは、あなたを幸せにしないそのパターンなんです。
カウンセラーとしては、そんなことも考えます。
KIra