英字新聞








恋人から突然に、
「別れたい」「もうダメなんだ」と言われた。

そんなご相談をいただくことがあります。

別れの理由も聞かされないまま、
LINEもブロックされた。着信拒否もされている。

一方的になんで?
なんでこんなことになるの?
理由があるのならば、教えて欲しい。

突然に告げられる別れは、心を粉々に打ち砕きます。

もの言わぬ彼の心境を知りたくて、カウンセリングにお越しになる人は、悲しみの海に沈んでいるかのようです。

別れたいのならば、ハッキリと言って欲しい。
気持ちがないのならば、せめてちゃんと教えて欲しい。

それが振られる側の気持ちです。
それすらしてもらえないことに、心が苦しめられます。

私達の付き合っていたあの月日というのは、一体なんだったのだろうか?
こんな終わり方をするような関係だったのだろうかと、怒りを感じるぐらいの悲しみがあります。

ですが、別れをハッキリ告げられない人というのは存在します。
なぜ別れを告げられないかといえば、自分が相手を傷つけることに耐えられないのです。

傷つけることに耐えらない人は、自分の正直な気持ちを告げて、相手が悲しむことに直面できません。

正直な気持ちを告げて相手を傷つけるか、
何も言わないでそのまま立ち去るか、

そのどちらかを選ぶしかないのならば、何も言わないことを選ぶ人もいるのです。そして、それを優しさだと思う人なのです。

「その優しさが酷なのに・・」と言いたくなるのですが、そういう人は少なからず存在します。

振られた側の多くは、「なんとかして話し合いたい」「別れの理由を聞きたい」と思います。
ですが、何も言わないことが優しさだと思っている人にとっては、それが酷なことなのです。


本








世の中には、理不尽な別れというものが、たくさんあります。

戻ってきてくれるかも、と期待すること。
もしかしたら連絡が来るかも、と待ってしまうこと。

それはごく当然の気持ちです。

言いたいことも言わせてもらえない悔しさ。
聞きたいことも聞けない虚しさ。

そんな気持ちもあるでしょう。

失恋というものは、その人とあなたの心を別々にしなければいけないということであり、相手とひとつであると思っていたところから別離しなければならないのです。

それは自分の身体の一部がなくなるぐらいの痛みなのですが、離れてみるとその人の本当の姿が見えてくるのです。

本当の姿が見えた時、「あの人らしい終わり方ね」と思うものかもしれません。

別れを告げられない人には、そんな心境があることをどうか知っておいてください。

あなたが悪いわけではありません。
あなたが悪いから、相手がそうしているわけではないのです。