LINEって便利ですよね。
LINEが出てからは、もっぱらメールを使うのが減った方もいるのでは?
わたくし現在、45歳です。
古い話をして恐縮ですが、わたしの青春時代の通信手段は、固定電話でした。いわゆる、自宅にある電話ですね。
友人や彼氏と電話で話をしたいと思ったら、まずは、“今の時間を確認”して、誰が電話に出るかわからないので、その“心づもり”をしてダイヤルを回すのがつねでした。
彼氏の両親が、電話に出る可能性もかなり高かったのですよ。
「もしもし~?わたしぃ~」なんていうのはNGだったし、相手の家のことを考えれば、夜遅くに電話はできなかったものです。
だから、携帯電話が出た時に時に何が嬉しかったかといえば、必ず本人が電話に出てくれることと、電話をかけられる時間帯が広がったことですね。
わたし達世代には、これが本当にうれしかったのです。
携帯電話の前には、ポケベルなんてのもあるんですけども、話すと長くなるので割愛するとして。
携帯電話からメッセージが送れるなんて、まさに夢のようだったのです。
留守番電話に残すメッセージではなく、文字でメッセージが送れる。
これなら何時に送ってもいいし、相手の都合のよい時に読んでもらえる。
直接は言いにくいこともメールでなら言えたりして、昔ならありえない、「メールで告白」なんてこともできるようになっちゃったわけです。
そして、今やLINEのような、個人の枠を超えてグループ発信できるものまで出てきました。
ほんの20年の間にここまで変わったんですから、本当にすごいことですよね。
そして、今日の本題。
なにが言いたいかといいますと?
今は「既読・未読」の時代なんです。
もはや、読んだのか読まないのかまでわかってしまう。
グループ内で連絡事項を伝えたりするのには、ひじょうに便利なツールですが、「読んだ、読まない」「読んだのに返事がない」という悩みの種が増えたともいえるのです。
カウンセリングの中でも、こんなご相談があります。
「たしかに3日前に既読になっているんです。なのに返事がないんですよ。これってもう、ダメっていうことですか?それぐらいの存在ってことなんでしょうか?」
返事が来るのを待ちくたびれてしまうお悩みが、すごく増えました。
もう3日、まだ3日と思うかは、人それぞれなのですが、便利になった通信手段がもたらしたデメリットがあるとすれば、待てなくなったことではないでしょうか?
正確に言えば、「待つ時間を長く感じるようになってしまった」ということです。
一日に何度もスマホを確認してしまう。
5分おきにメールが来てないか見てしまう。
いつでもどこでも、手放せない。
暇さえあれば、一日中眺めている。
基本、即レスが当たり前とか。
誰かと繋がりたいがゆえに、こんなことって起こるのです。
でも、それを「待てない人」だと言いたいわけではないのです。
メールを受け取った方は、返信しないままで何日も手元であたためておけます。なんて返信しようか、じっくり考えることもできます。
けれど、返信を待つ方は、たった1日が1週間にも感じられることあるのです。それでは、こころもからだも休まらないだろうと思うのです。

数年前から「なう」という言葉が流行っていますが、SNSや便利な通信ツールは、「いますぐ伝える」「いつでも伝える」「なんでも伝える」ということを可能にしました。
今すぐ伝えることを可能にしましたが、今すぐ返事をすることが可能になったわけではないということを、あたまの片隅においておく必要があります。
つい先日、スマホを家に忘れたまま外出をしました。
取りに帰りたい気持ちがありましたが、そのまま出かけました。
少しばかりの不安と心細さと、そこに久しぶりの解放感があったのも事実です。
便利な通信手段だからこそ、付き合う時間、距離感など、大切にしたいものですね。
あなたのこころとからだを休めるためにも、考えてみてはいかかでしょうか?
