
こんにちは。
カウンセリングサービスの大野愛子です。
あなたは、「自分の気持ちがわからない」と思うことがありますか?
自分がどうしたいのか?
自分が誰と一緒にいたいのか?
自分がなにをしたいのか?
自分がなにをしたくないのか?
自分の気持ちがわからないと、下記のような問題を抱えるようになります。
・何をしても心から楽しめない
・楽しめないので幸せを感じにくい
・自分でものごとを決められない
・つねに自分以外の誰かが優先になる
・変化が苦手で現状維持にとどまりやすい
とまぁ、書ききれないぐらい、いろいろあるんです。
「自分で自分の気持ちがわからないなんてことあるの?」
「だって自分の気持ちでしょ?」
そう思うかもしれないけれど。
でもね、わからないものは、わからない。
私も以前はそうだった。
だからかな。私のもとにカウンセリングに来る人は、そういう人が多いのです。
わからないからこそ、自分を大切にできない。
大切にできないから、大切にされない恋愛に苦しんだりする。
なんでそうなっちゃうんだろう?
今日は、私の体験をもとにお話したいと思います。
よかったらお付き合いくださいね。
子供の頃の親子関係によって、自分の気持ちがわからなくなってしまうことがあります。
子供ってすぐにコレと決められる子もいれば、少し時間が必要な子もいます。
少し時間が必要な子にとって、親が「ああしなさい、こうしなさい」と先に決めてしまうと、そのとおりにするしかなくなるのです。
子供は自分だけでは生きていくことができないので、親にたよって生きていくしかありません。
親の顔色をみながら、自分のとるべき行動を探ろうとする。子供が親の機嫌をとるのは、親に守ってもらうための本能なのです。
私の場合は、はじめの一度だけ、自分の意見をいいました。おそるおそる、「わたしはこれがいい」って。
でも、「お前にはこっちがいいんだ。こっちにしておきなさい」と却下されることが多かった。
すると、「お母さんはそっちがいいのならば」「お父さんがそういうんだったら」と、自分の意見をあっさりと諦めてしまうのです。
自分の気持ちよりも、親が喜ぶほうを選ぶ。私は諦めのいい子に育っていきました。
◎諦めのいい子のその後は?
「あなたはワガママをいわない、とても育てやすい子だったわ」と母に言われたことがあります。そりゃ、そうだよな~と思うのです。
自分の意見をいったところで、お母さんやお父さんが反対すればそれで終わりだもん。いわなかったんじゃない、いえなかっただけだよ。
小学生になった頃には、「親にはいうだけムダ」と思うようになっていました。
いまでも覚えているのは、お稽古ごとについて。
その頃の小学生の女の子のお稽古ごとの定番といえば、ピアノとそろばん。
私はそのどちらも好きではありませんでしたが、母にいわれたとおりにしぶしぶ習っていたのです。
あまりにもイヤでさぼったこともあります。けど、絶対に母にはわからないようにしていました。
そんなことがバレたら、鬼のような顔をして怒る母が目に浮かぶからです。
ついに私は、「こうしたい」という気持ちばかりではなく、「これはイヤだ」という気持ちまで隠すようになっていきました。
◎すると、どんな大人になるのでしょうか?
さて、みなさん。
私はどんな大人に育っていったと思いますか?
まぁ、想像がつくと思うのですが、「自分で決められない人」「すごく迷う人」になっていきました。
高校をどこに決めるか、卒業後どんな職業につくのか。
すべて親に相談し、すべて親のアドバイスのとおりにしてきました。
まだ親の庇護が必要な時代ですからね。
誰しもその傾向はあると思いますし、それも大切だと思います。
でもね。もっと困ったのは、大人になってからです。
親もとを離れて、一人暮らしをするようになり、自分で働いて、自分で何でも決めなければいけなくなってから、ますます困るようになりました。
とくに困ったのが、「あなたはどうしたいの?」と聞かれることでした。
今までは親に決めてもらっていればよかったものを、今度は自分で考えなければいけなくなったのです。
自分で考えるってなんだかこわい。でも、これが私の正直な気持ち。
30歳近くまで、そんな気持ちがどこかに残っていて、自分の行動に影響を与えていたなと思うのです。
◎じゃぁ、どうすればいいんだろう?
心理学を学ぶようになってから知るのです。
「自分の気持ちがわからないという人も、本当は自分がどうしたいのかという気持ちはもっている」
「まわりに合わせることがクセになっているので、一瞬のうちに自分の気持ちを消してしまうのが癖になっている。
そうか~。
自分の気持ちがないわけじゃないんだ。
あるんだけど、すぐに消してしまうだけなんだ。
それを知って安心しました。
けれど、長年のこころの癖ですから。
なかなかこころの動きを捕らえるのはむずかしかったのです。
そこで私は、自分の「身体」に訊ねることにしました。
どうしたらいいのだろうと思うことを、自分で自分自身に言ってみることにしたのです。
「ねぇ、ちょっと、これってどう思う?」
そして、
自分の身体のどこに力が入っているのか?
それは重いのか、軽いのか?
イイ感じなのか、イヤな感じなのか?
自分の体感からの答えをちゃんと受け取ることにしたのです。
これは、私が子供時代にやってこなかったことでもあるので、最初は上手にできませんでした。
「なんか苦しいな」「不安だな」という時には、胸に手を当てますよね?
「ドキドキする」「ワクワクする」という時にも、胸に手を当てますよね?
頭で感じているのは思考で、身体で感じているのが感情です。
もともと私たちはこんなふうにして、自分の気持ちに寄り添うことができるのです。
ああ、そういえば、ひとりごとが多い人っているでしょう?
あれは無意識に自分に相談しているんだよね。いいと思う!!
自分の気持ちがわからないと悩む人は、子供時代に誰かの気持ちのほうに寄り添ってきた人。
だからこそ、今度は自分の気持ちに寄り添うことが大切。
みなさんにそれが少しでも伝わっていたら嬉しいなと思います。
いかがでしたでしょうか?
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