彼と別れて、もうすぐ半年。
そろそろ婚活しよう、もう次の恋に行こうと思うのだけれど、なかなかその気になれない。
婚活サイトを眺めてみるものの、テンションは下がるばかり。
「まだ、彼のこと引きずっているのかな?」
「いつになったら、次の恋ができるのかな?」
「こういうのを執着とか未練とか言うのかな?」
なんて、自分のことを責めないでくださいね。
「早く忘れよう!」と自分にムチを打つ人が多いのですが、むしろそれが逆効果になることもあります。
「つらい恋を忘れるためには、新しい恋よね。」
そう思って、近づいてきた好きでもなんでもない人とお付き合いを始めてしまう人もいるのですが、やっぱり好きになれなくて別れてしまうことも多いのです。
気持ちが弱くなっている時には、いつもだったら好きにならないようなタイプの人と「こんな私を好きになってくれるのなら」という理由で付き合ってしまうことも。
もともとある失恋の痛みを、さらなる次の痛みでごまかす。
知らず知らずのうちに、そんなふうに自分を痛めつけているのかもしれません。
「早く忘れなきゃ」
「早く次に向かわなきゃ」
それで忘れられないのだとしたら、
「彼をもうちょっとだけ好きでいる」
そう思うことを自分にゆるしてあげてもいいのです。
「好きでいてもいいよ」と言われたら、逆らおうとしていた心が無理をしなくて済みます。
心というのはつくづく不思議なもので、逆らわないままでいるほうが、自然と前向きに変わっていくこともあるのです。
だからカウンセリングでは「嫌い」になるのではなく、「手放す」ことを提案することがあります。
大好きだった人を嫌いになる努力というのはとても悲しくて。それは、彼と過ごした楽しい時間までを否定するような感じになり、心に大きな傷跡を残してしまうでしょう。
彼のこと、好きなら好きでいいと思います。
無理に嫌いになる必要もありません。
それでもつらい時に、「彼のことを好きなままで距離を取っていくこと」が、手放しになるのです。
「あなたのことは好きだけれど、私の幸せを考えたら一緒にいられない。」
手放しというのは、そのようなものです。
嫌いにならなくても、手放しをすることはできるのです。
手放しというと少し難しいように思うかもしれませんが、「卒業する」と考えるとイメージしやすいのかもしれません。
かつての私達も、楽しかった思い出も、悲しかった思い出も、その両方を両手いっぱいに抱えながら卒業をし、次のステップに向かって行ったのです。
そう考えると、彼を卒業することは、さらなるステップアップした恋愛に進んでいく兆しなのでしょう。
春という季節は、そんな女性達の背中を見送ることが多いなと感じています。
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