コップを2つ割った日、私は考えるのをやめた

最近、コップを2つも割った。
しかも、たった3日間で2回。

さすがに思った。
「これ、なんか意味あるんじゃない?」
「もしかして、私の無意識からのメッセージ…?」

いや、ちがう、
ただのドジだ。

でも、つい心理学に結びつけたくなるのが、
悪い癖だなって思う。

何でもかんでも「心の問題」にしたがる自分が、
ちょっとめんどくさい。

そもそも、
コップ割ったくらいで自己分析始めたら、
この先、人生何回反省すればいいのか。

もっと単純でいいじゃないか。
「疲れてた」でも「うっかり」でも「運が悪かった」でも。

意味をつけなきゃ前に進めないときもあるけど、
意味をつけないほうが楽なときだって、きっとある。

割れたコップを片付けながら、
私は心の中でそっとつぶやいた。

「ごめん、今日はもう、考えるのやめとくわ」

そして次の日、
またコップを買いに行った。

それだけの話だ。
それでいいじゃないか。

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