こんにちは。
心理カウンセラーの大野愛子です。

心理の世界では、【人は自分を愛する程度にしか、人を愛せない】といいます。

このようなお話しをするぐらいですから、かつて私は自分を愛せない人でした。

今日はひとつ昔話にお付き合いいただければと思います。

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美容学校に通っていた18歳の私は、いろいろなことがうまくいかずに悩んでいました。


美容師を目指しているのに、人見知りで話ベタ。自分から友達を作るのが苦手。なにをしても覚えが悪いので、人よりも努力と時間を要するタイプ。


そのくせこだわりが強いところがあるので、ちょっと変わった部類の人間。だから、クラスメイトになじめず苦労していました。


クラスには、明るくてセンスが良くて、話し上手の人ばかり。
ルックスにも恵まれたうえに、育ちも良くて、手先も器用な人が、当時の私のまわりにはたくさんいたのです。


どうにもその人たちが眩しくて、私は引け目ばかりを感じていました。
田舎から出てきたばかりの私は、どうしても都会の空気になじめなかった。


すぐに悩むし、ひがむし、落ち込むわりには、ぜんぜん上達しない。
放課後に補習を受けなければいけないぐらいに、どんどん遅れていきました。


当時、夜会巻というクラッシックなアップスタイルが、どうしても苦手で結い上げることができませんでした。


そんな自分が情けなくて。もう美容師なんてやめて、田舎に帰ろうかと考え始めた頃。


たまたま席の近かった男の子が、なにかと私を気にかけてくれ、一緒に補習につきあってくれたのです。クラスではじめて私に優しくしてくれた人でした。


さらには、田舎から出てきたままのあか抜けないイモ姉ちゃんみたいな私に、「そのままがいいんだ」といってくれたのです。


「そのままがいい」
そんなことは言われたことがなく、こんな自分にやさしくしてくれる人がいることが嬉しくて、私はすぐに彼のことを好きになりました。

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その後、彼とはとても長いお付き合いをすることになるのですが。お互いのすれ違いや考え方の違いから、30歳を過ぎたあたりで別れを迎えることになります。


私は早く結婚したかったのですが、彼にはその気がなかったのも、別れの原因のひとつだったのかもしれません。最後に別れを告げたのは彼のほうからでした。


別れてからの私は、ものすごく悩みました。


もっと彼に合わせていたら、うまくいったのかな?
もっと素直だったら、こんなことにはならなかったのかな?
もっと私が女らしかったら、結婚してくれたのかな?


彼がいてくれたおかげで保っていた、「こんな私でも誰かが好きでいてくれる」という心の支えが一気に崩れ落ちたのです。


残ったのは、「やっぱりこんな私嫌い!」という自分でした。
また私は自分を嫌うようになりました。


でも、本当のことをいうと。
彼との関係もうまくいっていたわけではなかったのです。


彼との関係がうまくいっているときはハッピーだけど、少しでもうまくいかなくなると仕事も手につかなくなるほど落ち込む。


自分の存在をいつも彼に依存していたし、私の感情はいつも彼との関係に左右されていたのです。


この失恋は、長らく心の傷として残りました。
でも、あとになってふとこう思ったのです。


「私は彼のことをちゃんと愛せていたのだろうか?」
「自分から愛そうとしていないのに、彼からは愛されたいと願っていたのではないだろうか?」


自分で自分のことを好きになれなかった私は、愛を欲しがるばかりで与えてこなかったのかもしれません。


そういえば、彼はいつもちょっとさみしそうな顔をしていました。

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【人は自分を愛する程度にしか、人を愛せない】といいます。


自分の嫌な部分を愛せない人は、他の人の嫌な部分を愛することができません。
逆に、自分の嫌なところを受け入れている人は、他の人の嫌なところが見えても受け入れることができます。


「まぁ、自分にも似たようなところがあるさ」と寛容になれるから。
自分の嫌な部分を直すことが、どれだけ大変なことかを知っているからそう思える。


つまりは、自分の嫌だと思う部分をどれだけ受け入れているかによって、その人がどれだけ多くの人を愛することができるのかが決まるともいえるのです。


今日私が一番お伝えしたいことは、


人から愛されたいと願うのならば、まず自分から人を愛さなければならない。
でも、自分を愛することから始めなくては、人を愛することもできないということです。


私のほろ苦い経験と共に、誰かの心に届きますように☆彡

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