こんにちは。
カウンセリングサービスの大野愛子です。
「恋には駆け引きが必要よ」なんて言われます。
たとえば・・
「彼に対しては自分から連絡を取らないほうがいい」
「彼からのメールにはすぐ返信をしないこと」
「たまにはわざとお誘いを断ってみるのもあり」
とかね。でもそれ、あなたの本心かしら?
今回は恋愛における駆け引きの心理についてお届けしようと思います。
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好きな人の気持ちをこちらに向けようとしたり、じらしたり。
ちょっとした駆け引きは、かわいい恋のエッセンスのひとつです。
ですが、駆け引きばかりを仕掛けていると、二人の間の信頼関係がなかなか築かれていきません。恋のエッセンスも使い方を誤れば、逆効果になることもあります。
「え?だって、じらされたら相手だって楽しいんじゃないの?」
「男って狩猟本能があるっていうじゃない?」
たしかにごもっとも。そういう面もあるとは思います。
そもそも駆け引きは、自分への好意がどれほどあるのかを確認するためのものですから、相手に不安な感情を起こさせることを目的としています。
相手の心に揺さぶりをかけることで、彼が焦ったり、嫉妬することで、自分への関心を高めることもできます。
うまく使えば、恋の炎を燃やすことができるでしょうね。

駆け引きをしたくなる人には、ある特徴があることをご存じでしょうか?
それは、「自分の気持ちを素直に言えない」「じつは天邪鬼」「本当はこわがり」なのです。
愛されていることに自信がなかったり、相手のことを信用できないときに、安心感を得るためにこのような駆け引きを仕掛けたくなります。
つまりは、駆け引きを「不安の解消行動」に使っているということ。
たとえば、こんな例がわかりやすいかもしれません。
大好きな彼が、職場の同僚たちと休日にバーベキューに行くと言い出した。もちろんそこには、女性社員数人も含みます。
もちろん彼にやましい気持ちなどないのですが、それを聞いた彼女は内心イライラとしています。
「大好きな彼を、もし女性社員に取られたらどうしよう。」
そう考えたら、なんだか居てもたってもいられない気分になってきて、すごく嫌な気分になってきたのです。
つまりは、やきもち。
やきもちというのは、相手のことを好きだから感じてしまう感情です。
でも、彼女はその気持ちを彼に伝えることはありません。
その代わりに、自分もわざわざ同じようなことをするのです。
後日、学生時代の男友達を誘ってオールナイトで飲みに行くのです。
それも、「どうしても来てほしいって誘われちゃったから仕方なく」をよそおって、そこには「男子も来る」ということを、わざわざアピールをしながら。
ここにはどんな心理があるかといえば、「あの時、私もこんなイヤな思いをしたのよ」と、わざわざ彼に伝えるためなのです。
彼にも自分と同じ思いをさせることで、「私の気持ちをわかってよ」というメッセージを送ろうとしています。
彼が、「そんな飲み会には行くな」と言ってくれたら、その日は彼と過ごしてもいいなと思っています。でも、彼がそう言ってくれなかったら・・・。
「私は愛されていないんだ」と、彼女の中では確定をしてしまうのです。
ああ、なんてせつないのでしょうか。
言葉で素直にいえないばかりに、わざわざこんな遠回りな方法を取るなんてね。
つまりは、駆け引きをする人は、自分の気持ちをどうも“遠回しに伝えようとするクセ”があるようなのです。
でも、まぁ。なんでこんなことが事細かにわかるかといえば、若い頃の私はこれが、「得意であり必殺技」であったわけですね。
ですが、その恋愛がうまくいくことはありませんでした。
最初はかわいい恋のエッセンスとして使うつもりの駆け引きも、相手の気持ちを試すために使い始めると、最終的にはちょっとした“いじわる”にまで発展してしまうこともあるのです。
そもそも駆け引きは自分への愛情を確認したくてするもの。
自分が愛されるとは思えないから、ついついしてしまうクセのようなものです。
誰かを愛したら、不安になったり疑ったりすることを、まったくゼロにすることはできません。
駆け引きをして相手の反応をみたり、相手の愛情を引き出そうとするよりは、自分の気持ちを伝える努力をすることを頑張ったほうがいいのです。
でも、かつての私はそれをだいぶサボっていました。
やきもちを焼いてしまうことや、不安な気持ちになってしまうこと。
本当はとても好きだからこそ、ついいろいろ心配してしまうこと。
好きだと言えないけど、言いたいと思っていること。
それができないから、いつも平気なふりをすることで、精一杯。
うまくいくはずがないのです。
そういうことを素直にちゃんと言葉にして、相手に知ってもらうことで、二人の関係性のなかで不安が解消され、安心感が作られていくのです。
それが、「相手を理解すること」と「自分を理解してもらうこと」に繋がっていくのですからね。
そういう意味では、駆け引きをする人は、コニュニケーション不足で自己完結しやすく、結局のところ自滅して関係を終わらせてしまう人が多いのかもしれません。
相手の反応をみて自分の態度を決めるのではなく、勇気を出して素直な自分を表現することが幸せな関係をつくる大きな一歩になりますよ。
そして、受け取れるご褒美も大きいことでしょう。
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