こんにちは。
カウンセリングサービスの大野愛子です。


フラれたにもかかわらず、「嫌いで別れたわけじゃないんですよ・・」という人がいます。


でも、別れを迎えたことはたしかで。


そんな時でも、自分の心が痛んでいるにもかかわらず、彼のことを思い出しては心配してしまう女性がいます。


「ちゃんとやってるか心配なんですよ」
「そもそも、朝ひとりで起きられているのかしら?」
「ああ見えてさみしがりやだから、お酒飲みすぎなきゃいいけど」


まるで、子供が巣立ったあとの母親のような口ぶりです。


「友達には、いい加減にしなさいって言われるんですけどね」
「でも、嫌いになったわけじゃないから」


それなりになんとなく憎めない感じの彼だったんだろうな・・なんて想像しながらも、


「いつもそんなふうに支えてきたんですね」なんて、つい伝えたい気持ちになったりもするのです。


そう伝えると、きっと彼女はこう言うでしょう。


「いえいえ、そうでもなくて。もっとできることあったんじゃないかと思うんですけれどね。」


そして、少しさみしく笑うのです。


ひとり











与えたいのに与える存在を失うというのは、ぽっかり心に穴があいたような気持ちになるものです。


「今までそうしてきたのだから、急にやめられるわけではないと思うんですよね。ああしてあげたい、こうしてあげたいって、考えてしまうのは無理もないと思うんですよね。
だから、しばらくはそのままで。そのままでいいんですよ。」


そうお伝えすることが多いでしょうか。


ついつい「元気?どうしているの?」なんて、連絡したくなっちゃうこともあると思います。「連絡とっていいですか?」なんて聞かれることが、実際に多いんですけれど・・・


「もしこのままズルズルとしたら、気持ちに区切りがつかなくなりそうで」なんていう心配が出てくるとは思うのですが、


「そういう不安や、そういう気持ちは、必ずちゃんと聞かせてくださいね。」とお願いするようにしています。


悲しみをひとりで抱えがちな人だからこそ、ちょっとだけカウンセラーや友人たちの肩を借りることができたら、ある程度のところで区切りがつくことがほとんどです。


「こんなことしていても、きっとお互いのためにならないよね」とどこかでわかっているからこそ、ズルズルしたらどうしようと心配できるのです。

ふたり











「あなたの愛し方が間違っていたわけでも、愛が足りなかったわけでもないんです。むしろ、私に愛される人って幸せよねって、もっと自分に自信をもっていいんですよ。」


そうお伝えしても、すぐには信じてくれないと思うのですが。


「私って、どうもそんな人なんだな。与えたい人なんだな。」
そういう感じでいいですから、自分自身を受け入れていくこと。


彼のためにできること、たくさんしてきたのでしょう。
どうしたら喜んでくれるか、そればかりを考えて。


ついついなにかしてあげたくなっちゃうんですよね。
だからこそ、今はさみしくてたまらない。でも、それが私。


このような女性にとって、別れを受け入れていくことは、自分の価値を受け入れていくプロセスでもあるからです。


そして、きっといつのまにか次に向かっていくんですよね。


だって、これぐらいのやさしさと愛情をもった人がしあわせにならないわけがないんですよ。それだけは、確かなことなのです。



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