こんにちは。
カウンセリングサービスの大野愛子です。
恋をすると臆病になることがありますね。
それはなぜなのでしょうか?
今日はそんなお話を。
メールをしたのに、何時間たっても返事がこない・・。
留守電を残したのに、夜になってもかけなおしてくれない・・。
知人や友人であれば、「まぁ、忙しいんだろうな」と待てる返事も、恋人となると「なんで?なんでなのよ?」と不安になってしまう方は多いものです。
「忙しいのかな?」「なんで返事くれないんだろう?」「もしかして、メールの文章が悪かった?」「何か嫌われることしたかな?」「もしかして、私のことなんてどうでもいいとか?」「私より仕事!?」「怒ってるのかな?」「私の存在をなんだと思っているのよ!」
こんなふうに心に大きな荒波が押しよせて、不安にのみ込まれてしまうこともあるでしょう。
◎男女の違いがあるとしたら?
一度にひとつのことに集中をする。これは男性にはとても多い傾向です。
仕事が忙しくなれば、自分の寝る時間や食事の時間を削ってでも、身を投じるようなところがあるのです。
女性は仕事をしながら、ちょっとした隙間にメールを打つことは出来ます。
家事の仕方にしても、料理を煮込みながら、洗濯機を回しつつ、チラチラとテレビを見るなんてことすら出来ます。
女性にとってはメールの「返信ぐらい」出来るのですが、男性にとってはメールの「返信すら」出来ないこともあるのです。
正確に申し上げると、どうしても「後回し」にしてしまうことがあるということです。
これは傾向や統計的なもので、必ずしもそうだというものでもありません。
男女差だけではなく人はそれぞれにみんな違うということは、みなさんもおわかりだと思うのです。
ここで一番大切なことは、「私ならこうするのに」ということは、必ずしも「相手もそうする」とは限らないということ。
自分に出来ることが相手に出来るとは限らないし、相手に出来ることが自分にも出来るとも限らないということです。
◎わたし達にある「期待」と「不安」というもの
恋人に対する「わたしならこうするのに」という行動のほとんどは、「相手が好きだから、相手を大切に思うからこそ」に他なりません。
だからこそ、私達は「相手にもそうであって欲しい、同じであって欲しい」と期待をするのです。
それが叶えられない時に、私達は不安という感情にのみ込まれていきます。
「まだ返事が来ない。もうダメかもしれない。」
「私のことなんて、それぐらいの存在にしか思っていないからなんだろう。」
そして、なんの悪びれた様子もなく相手から返事が来た時には、「あぁ、良かった。まだ大丈夫だ。まだ嫌われていないみたいだ。」と、ほっと胸となでおろすのです。
こんな状況が何度も繰り返されるのだとしたら、心はいつもどこかで怯えたままなのです。
◎怯える私。何を怖がっているのだろうか?
もうダメなのかもと思うのは、終わりが来ることを恐れているから。
嫌われたのかもと思うのは、愛されなくなることを恐れているから。
怒らせたのかもと思うのは、相手の反応が気になるから。
私よりも仕事なんでしょと思うのは、相手の中にある自分の存在感が気になるから。
相手を失なうかもしれないという恐れを感じた時に、私達はあたかも「すでに失ってしまったかのような状態」を心では感じているのです。
恐れから作ってしまった幻想であったとしても、そんなことが起こった時の気持ちの準備を始めてしまうのです。
◎だからこそ、わかること
「これぐらいのことはしてくれてもいいのに。」「私だったらするのに。」
見えてもいないし、何をしているかも分からない相手に、そう思ってしまうのです。
相手には、あなたがどんなに不安な気持ちで、返信を待ちわびているのかは、見えないし分からないのです。
そんな不安に気がついて欲しい時に、何通ものメールを送ってしまう、たくさんの着信を残してしまう、なんてことが起こります。
見えない、分からないということは、私達をとても不安定にさせます。
とにかく「最悪の状態の想定」をしておこうと思ったりもします。
「その間にも相手が浮気をしていたりしたらどうするんですか」というご意見を頂くこともありますし、ごもっともだと私も思います。
それすらも、じつはあなたの恐れがあなたに見せる疑いなのかもしれません。疑いと事実はまた別のものです。
わからないという思いがある時に、それでもわかっているのは「自分の気持ち」です。こんなに不安で、こんなにあの人を思う気持ちがあるということ。
意識が不安にフォーカスしてしまう時、私達は「恐れや不安を解消をするための行動」を優先してしまうものです。
でもそれが、彼ではなく自分の感情(恐れや不安)に振り回されているんだとしたら?
自分で自分を振り回しているのだとしたら?
自分の感情に振り回されているだけなんだと分かれば、イライラせずに「余裕」をもつことも出来るのです。
余裕というのは、「あなたの中にある彼を思う気持ち」をゆっくりと思い出させてくれるものです。
・「見えない、わからないこと」を受け入れてみる。
・私には私の行動があり、相手には相手の行動があることを理解しようとしてみる。
・私だったらこうするのにということは、必ずしも相手もそうではないのかもしれないと想像してみる。
相反することを受け入れるようですが、こうやってバランスを取ることが、心の安定をもたらすこともあるのです。
そういう私も、かつては恐れだらけの世界にいました。だからこそ、そうではない世界があることが今はわかります。
怖がっているあなたがいるのであれば、どうかそのままでお話を聞かせてくださいね。
(※アメブロへ投稿した過去記事を加筆修正してのお届けです。)
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